板石塔婆二基


佐世保市指定・有形民俗文化財

 

参道入り口付近に祀られている砂岩の供養塔です。大昔の山津波で押し流されていた旧潮音院石塔群の一部ですが、山津波で地中深く埋もれてしまっていたとは思えないほど、今もしっかりと里の人々をまもり続けています。

 

(一基は、高さ110センチメートル、幅65センチメートル、厚さ11センチメートルの砂岩石でできている。タラクの梵字が彫られている。もう一基は、高さ145センチメートル、幅80センチメートル、厚さ5センチメートルの砂岩石。タラクの梵字と、為妙イという刻みが確認される。年代は二基とも不詳だが、タラク梵字の使用はとても古い年代である場合が多い。)